雌の卵巣や子宮を摘出して、発情や生殖能力をなくします。
性成熟して発情が始まる前に行うのが望ましいとされています。
(一般的に性成熟するのは6~9ヶ月齢といわれています。)
約6ヶ月齢から手術が可能です。
メリット
・発情時の出血がなくなります。
・発情時のマーキングが軽減されます。
・子宮の病気や卵巣の腫瘍を予防出来ます。
・乳腺腫瘍の発生率を低下させることが出来ます。
デメリット
・食欲抑制効果のある女性ホルモンの分泌がなくなり、食欲が増進します。
また卵巣を除去すると生体に必要なカロリーが減少する為、肥満になる傾向があります。
・全身麻酔下で行うので、麻酔事故がないように十分注意しますが100%安全ではありません。
・お腹を開ける手術の為、広い範囲の毛刈りと消毒を行います。
・おへその下を切って、そこから卵巣と子宮を取ります。
・お腹の中は溶ける糸で、表面の皮膚は溶けない糸で縫合します。
(表面は血行を妨げないようにルーズに縫合しています。)
・所要時間は約40分です。