さきがおか船橋動物病院タイトル
〒274-0807 千葉県船橋市咲が丘1-3-6
TEL:047-449-9912
鎌ヶ谷大仏から徒歩7分
船橋の動物病院/さきがおか船橋動物病院・猫

お役立ち情報

フィラリア症(犬糸状虫症)って何?

こんにちは看護師の山崎です
 

 
ようやく春らしく暖かい日が増えてきましたね
 
最近では、早くも病院の前にたくさん蚊が飛び始めています
 

 
今回は、これから予防が始まるフィラリア症についてお話します
 

 
◎フィラリア症(犬糸状虫症)って何?
 

 
蚊が運んでしまう伝染病の一つで、心臓に寄生する寄生虫です。
蚊がフィラリアに感染している犬を吸血した際に、
 
フィラリアの子虫も同時に吸引され、
 
蚊の体内に侵入して発育を開始します。
 
蚊の体内で数週間かけて育った幼虫は、
 
感染力を持つようになり、
 
その蚊が新たな犬を吸血するときに、
 
針の刺し口から侵入します。
 
侵入した幼虫が体内を周りながら成長し、
 
成虫になると心臓にいきます。
 
成虫が心臓いくと、血管に詰まったり、
 
心臓の機能を阻害することがあるため、
 
運動を嫌がる・呼吸が荒くなる・咳が出る
 
・おなかが膨張するなどの様々な症状が出ます。
 

 
◎フィラリア予防薬って?
 

 
フィラリアの予防薬は、ワクチンとは違います。
 
身体に免疫を作る訳ではなく、蚊が運んで来たフィラリアの幼虫が、
 
血管や心臓に入って大人になる前に駆虫するお薬です。
 
そのため、1ヶ月に1回の予防が重要になります。
 
※現在当院では、月に1回の飲み薬と、
 
 一回で一年間予防出来る注射タイプがございます。
 

 
◎予防する期間は?
 

 
予防期間は、蚊の出始めた1ヶ月後から、蚊がいなくなって1ヶ月後までです。
 
[4月下旬もしくは5月上旬~11月下旬もしくは12月上旬]
 

 
一番大切なのは最後までお薬を飲ませることです。
 
最後のお薬を忘れてしまうと、幼虫が身体に感染していた場合、
 
次の年には大人のフィラリアがいることになります。
 
処方されたお薬は、最後までしっかり飲ませましょう
 

 
※シーズン最初のお薬は、検査にてフィラリアがいない事を確認しての処方になります。
 

 
大切なペットの為に、毎年忘れずに予防してあげましょう